空調設備
空調設備点検の必要性
毎日使用する空調設備。安全に使用できるようにするためだけではなく、環境にも配慮するため、定期的に空調設備を点検しなければなりません。
運転時に振動があったり、風量異常や油のにじみなどが見られるようであれば、その空調設備はトラブルを抱えていることが分かります。しかし、一見すると、何も問題を抱えていないような空調設備であっても、内部の熱交換器や電流値に異常が生じていることがあります。
そのため、空調設備を設置しているビルや商業施設などは、定期的に空気設備点検を実施しなければなりません。
空調設備における管理者の義務
2020年4月1日に施行された「フロン排出抑制法」により、業務用の空調設備の定期的な点検が義務となりました。任意ではありませんので、点検を怠ると行政措置もしくは罰則を受ける可能性があります。
フロン排出抑制法が制定された背景には、深刻な環境問題への配慮があります。業務用エアコンの多くが「フロンガス」と呼ばれるガスを使用している状況。しかし、フロンガスは地球環境の破壊を招くといった懸念から、業務用空調設備をはじめとした「フロン類」の適切な管理の必要性が高まったのです。
2021年7月現在時点では、フロン排出抑制法において「業務用空調設備を3か月ごとに簡易点検すること」「一定規模を超える業務用空調設備を有資格者が1年(もしくは3年)ごとに点検すること」が定められています。
点検が必要な空調設備
点検が必要な空調設備は、さまざまなものが挙げられますが、主に多いのは以下の3点です。
- ・ エアコンディショナー(もしくは冷凍冷蔵機器)
- ・ フロンガスが充填された機器(冷媒目的)
- ・ 業務用空調設備機器
必ずしもすべての空調設備の点検が義務化されているわけではありません。しかし、上記に該当する空調設備は簡易点検や定期点検を実施する必要があります。
ちなみに、空調設備における管理者は、点検のほか適切に設置したり、安全な使用環境を維持したりしなければなりません。また、フロンが漏れるなど、トラブルが発生したら早急に対処することも義務です。
点検さえしておけばいい、というわけではありませんので、今一度空調設備の管理について見直してみることをおすすめします。
なお、GAIDZでは、空調設備に関する管理についてもご相談いただくことが多いです。管理において不安や疑問がある方は、GAIDZにご相談ください。
空調設備の簡易点検
空調設備を点検するにあたり、大きく「簡易点検」と「定期点検」に分けられます。
まずは、簡易点検について解説します。
空調設備における簡易点検とは、3か月に1回の頻度で行う点検です。点検を担当する者は、有資格者でなくてもいいので、管理者自身が行うことも少なくありません。
簡易点検でチェックすべきポイントは、「運転時に異常が見られないか」「冷温風は正常に吹き出しているか」「外観に腐食やサビ、油のにじみがないか」などです。
基本的に、空調設備の症状を確認するので、専門的な知識がなくても実施できます。とはいえ、異常を見逃すかもしれない…といった不安がある方もいると思いますので、必要に応じて専門業者への依頼を検討してみてください。
空調設備の定期点検
空調設備における定期点検は、前項とは異なり有資格者(専門業者)もしくは十分な専門知識を持つ方が実施しなければなりません。
点検内容は冷媒の漏洩点検を中心に行いますので、専門知識はもちろんのこと、設備の内部をしっかりとチェックできる技術が必要です。
なお、点検方法は「直接法」「間接法」のいずれかで行うことが一般的です。定期点検の頻度は、設備によって異なりますが、圧縮機定格出力50kw以上の空調機器が1年に1回、圧縮機定格出力7.5kw以上50kw未満の空調機器が3年に1回となっています。
設備の新規設置、メンテナンス可能
GAIDZでは、空調設備の点検だけではなく、新規設置のご相談や定期的なメンテナンスなどのご相談にも対応しています。
業務用の空調設備は、家庭用とは異なり気軽に設置できるものではありません。また、環境に合った機器を選ぶ必要がありますので、プロのサポートを受けながら適した設備を導入することが大切です。
また、「設置して終わり」ではなく、長く安全に使用し続けられるよう、メンテナンスも重要。空調設備は、突然トラブルが発生することも多いので、定期的に状態を確認しておくと安心です。
GAIDZは、ビルや商業施設などの空調設備をトータルサポート。設置から設置後のメンテナンスまで、幅広く対応いたします。
空調設備のトラブルもおまかせください
空調設備に関する業者の多くは点検や管理業務がメイン。トラブル対応はサービス対象外となっていることもあります。
しかし、GAIDZはビルや商業施設、ホテルなどあらゆる建物の空調設備トラブルに対応。故障や設置不良、接触不良など、さまざまな原因によるトラブルを解消します。
実際、空調設備は些細な原因や思わぬ理由でトラブルを抱えやすいもの。使用環境によっては、頻繁に異常が見られることもあります。
GAIDZは、専門家の目線でトラブルの原因を追究し、必要に応じてお客様に今後の対応をご提案するなど、安心してご依頼いただけるよう配慮いたします。